vol.4 大八木智子さん (フリーライター)

9月1日は「防災の日」。関東大震災の教訓を忘れないように定められた日のようですね。この日わが家では、「非常持出袋」(防災袋)の中身の点検と、毎月1日に体験利用ができるというNTTの「災害用伝言ダイヤル171」(*)と「災害用ブロードバンド伝言板web171」(**)を試してみました。 皆さんのお宅では「非常持出袋」、用意していますか? わが家では、以下のものをアウトドア用のバッグパックに入れて、持ち出せるようにしています。

★ 自家発電機能付きのハンディラジオ&ライト
★ 振るだけで充電できるノーバッテリーライト
★ 保温・断熱効果のあるサバイバルシート
★ 保温、防水・防風効果に優れているエマージェンシーブランケット
★ 15.2メートルのポリプロピレン製のロープ
★ 紐つきホイッスル
★ ガムテープ、軍手、大きなビニール袋、タオル
★ 携帯用ストーブ、固形燃料、ストーブに着火できるチャッカマンミニ
★ ナイフや缶きりなどの機能が収納されているビクトリノックスのマルチツール
★ 女性や子どもが使える携帯簡易トイレ
★ トイレットペーパー、生理用品、子ども用のオムツ、お尻ふき、おもちゃ
★ ホータイ、三角きん、ばんそうこう
★ クラッカー、氷砂糖、白飯(包装米飯)、おかゆ(レトルト食品)


ラジオやライト、ホイッスルは、ちゃんと使えることを確認。非常食の賞味期限を見てみたら、すでに期限が切れているものや、もうすぐ切れそうなものがありました。忘れないうちに補充しなきゃ、って感じです。いちおう水も用意してあるのですが、一升瓶に入っているので、割れる心配のないペットボトルに変えた方が良さそうですね。

実はこの「非常持出袋」、子どもが生まれてから慌てて用意しました。というのも、災害が起きたら、精神的なショックで母乳が出なくなることがあると聞いたからなんです。そうなった時のために、粉ミルクや哺乳瓶、それを温める器具は準備しておかなきゃ、と思いました。それに、災害はいつ起こるかわからないし、いざという時、帰りが遅く休日出勤も多いダンナ(その上、サーフィンなどの趣味も多い!)は頼りにならない可能性大なので(笑)、「何かあったら、私が子どもを守らなきゃ」って思ったことも、一つのきっかけでした。

なーんていう愚痴はさておき・・・

乳幼児がいる場合は、オムツやお尻ふき、抱っこひもやおんぶひも、生後半年以降のゼロ歳児だったら離乳食も必要ですよね。それから、おもちゃ! 「緊急時にはいらないんじゃない?」って思っていたのですが、経験談によると、おもちゃや本、ぬいぐるみなどは、災害時の恐怖心や不安を和らげてくれるので、あった方が良いみたいです。

それと「防災ずきん」や「ヘルメット」。今、息子のものを探しているのですが、1歳児に合うようなものは、なかなかありません。東急ハンズで小学生向けのものは見つけたのですが、大は小を兼ねるということで、これでも良いのでしょうか?(そんな訳ない?!) ぜひ、年齢に合うものがあったら教えて欲しいです。

その他、乳幼児のいる家では、何を用意しておけば良いのでしょうか? 「うちはこんなもの用意しています」というものがあれば、ぜひ聞かせていただきたいです。

まさかの時に慌てないように、準備しておきたい「防災用品」。普段から何が必要か、考えておくことが大切なんだろうな・・・と思います。

URL   (*)http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html
URL   (**)http://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/index.html
profile〜Tomoko OYAGI〜
大八木智子
銀行系シンクタンクを経て、フリーライターに。 現在は高齢者介護、子どもの安全、くらしに 役立つ情報などを、WEB、新聞、広報誌等に執筆中。 犬とアンパンマンが大好きな1歳男児の母でもある。
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